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路上観察委員会 in Dresden, Germany
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建築 悩める石畳

ヨーロッパの古い町並み=石畳。
こういうオートマチックな公式は確かに正しい。パリの凱旋門周辺の石畳が数年前に交換されることになり外されて山積みにされた折、ナポレオンの凱旋を見守ったこれらの石畳が持ち去られないように24時間態勢で監視されたというニュースがあったように、歴史ある街に石畳はつきもの。観光用の馬車が行き交うと、「ああ、かつてはこういう音がしていたんだな」と心躍る。石畳の上をハイヒール履いて犬の散歩をするローマのマダム。ゼンパーオペラでオペラを鑑賞した後に余韻に浸りながら、街灯に照らされた石畳を歩いて自宅まで帰る…私はここドレスデンでこんな贅沢をしている。
観光だけなら石畳はステキだ。隙間にハイヒールがハマってしまう。メンテナンスがされていない凹凸の表面の場合には足首を捻挫しそうになる。車が通ればうるさく、車に乗っていてもビシビシと伝わる振動は不愉快だ。
少なくともドレスデンでは、ド観光地域以外にあるかつての石畳はアスファルトで覆われている。我が家のある場所は、観光の延長地域の真ん中にある、祭だクリスマス市だと大賑わいになる地域に囲まれてはいるが静かである。前面道路は「幸い」にもアスファルトで覆われている。住んでいる家の前の道路が石畳なんて、実はステキなことではない。「見た目だけだよ」と今の人々は言う。アスファルトで舗装されると住人はホっとするものだ。
ある朝、カッポンカッポン!と乾いた甲高い音が聞こえてきた。窓から馬車が見えた。ちょうど祭の期間だったので、そのために出向く最中だったらしい。アスファルトなのにこの音。これが石畳だったらどうなってしまうんだ!とその時思った。
時々、アスファルトの破れ目からかつての石畳の表面が見える場合がある。当然のことながら、ドレスデンは石畳で前面覆われていたのであろう。毎日とんでもない量の車が通るようになった現在、アスファルトって、石畳って…。
Detail Japan HP/DJ people Blog 2007年11月23日掲載)
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プロフィール
HN:
die Sonne
性別:
女性
職業:
ライター、ジャーナリスト(建築系)
自己紹介:
横浜育ち、現在ドイツのドレスデン在住。
専門分野は建築史(住宅史)。

活動
■某建築系雑誌のコレスポンダント
■ドイツ在住日本人向け情報誌ドイツ・ニュース・ダイジェストの「私の町のレポーター」のライター
http://www.newsdigest.de/news
de/content/blogcategory/115/69/

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